【イベント】Pathé Baby からホーム・ムービーのルーツを探る※終了しました

講師:上田裕一(富士フィルム) 聞き手 水島久光(東海大学文学部)

日時:2009年11月10日(火) 18:00~19:30 

会場:北仲スクール3階 小教室

★すでに終了いたしました。

 1920代後半、フランス製のパテ・ベビーというフィルムと映写機が日本に輸入され、それからおよそ十数年にわたって、戦争が激化する直前まで、爆発的な人気を博した...という事実をご存知でしょうか。9.5mmという今から見れば風変わりな規格ながら、そのコンパクトなサイズと使い勝手で、「憧れの映画を自分で撮れる」このホーム・ムービー・システムは日常生活に瞬く間に浸透し、数多くの貴重な映像を残したとされています。

 

 興味深い点は、その普及の仕方にあります。日本全国に「愛好家」組織が誕生し、それが互いに連携しあう中で、まさにコミュニティを介して広がっていったという事実は、メディア史的にも注目すべきことではないかとおもいます。「プロパガンダ映像」の前にこんな映像の歴史があったということ、これが戦後の8mmからホーム・ビデオにつながっていく流れを考えると、これはオルタナティブなメディア活動のルーツともいえます...というよりも、むしろ当時はこちらがメイン・メディア(?)だったのかもしれません。

 

 今回は、「愛好会」誌など貴重な資料を保管されてきた富士フィルムフォトサロンの上田裕一さんをお招きして、民衆と映像の関係史を、パテ・ベビーの実際の映像を見ながら考えていきたいと思います。

 

★この企画は、その試行授業「広報メディア・フィールドリサーチ」の一部を公開としたものです。