【試行授業】現代美術論―マンガという領域 (2月18〜20日)※終了しました

講師:島本浣(京都精華大学)

日時:2010年2月18,19,20日 (何れも15:00~19:00)
※18・19日=人数制限無し・申し込み不要
 20日のみ=定員50人・申し込み順先着(※残席有・当日参加可能)

会場:北仲スクール

マンガということで語られ経験している文化とは何なのか。この視点を核にして、マンガという表現領域の歴史を考えながら、現在における、その境界性と脱境界性について議論します。具体的には毎回ゲスト講師をむかえ、対談も含めた複合的な授業とします。最終日には、次世代マンガの可能性をモバイルを使って探っていきます。

■2月18日(木) 15:00~19:00

ゲスト講師:竹熊健太郎(京都精華大学マンガ学部教授)プロフィール:編集者、ライター、マンガ原作者。相原コージと組んだ『サルでも描けるまんが教室』(89年~)では、マンガを創作の視点から解き明かします。著書『私とハルマゲドン』(95年)他。

授業内容:「マンガとアニメーションの間に 相互影響の表現史」マンガ(複数コマによるストーリーマンガ)とアニメーションは、ともに物語(時間表現)を描線によって表す創作物として、強い相互影響のもとに発展した歴史があります。20世紀初頭のマンガ家でアニメーターのW・マッケイに始まり、手塚治虫・大友克洋・宮崎駿などマンガとアニメ双方に巨大な足跡を残した作者たちの軌跡を通して、紙とフィルムによる表現の特質の違いと、「時間を視覚で表現すること」の意味を考えます。

■2月19日(金) 15:00~19:00

ゲスト講師:小野耕世 プロフィール:映画・漫画評論家、海外コミック翻訳家、海外コミック・アニメーション研究家。国際基督教大学教養学部人文学科卒業、NHKに入社。74年に退社ののち評論家として活動を開始。日本における海外コミックの翻訳および研究、紹介の第一人者であり、2006年第10回手塚治虫文化賞特別賞も受賞。日本マンガ学会理事。著書に『アメリカン・コミックス大全』(晶文社)『中国のアニメーション』(平凡社)「ドナルド・ダックの世界像」(中公新書)「世界のアニメーション作家たち」(人文書院)ほか。訳書に、アート・スピーゲルマン「消えたタワーの影なかで」(岩波書店)マイクル・ファー「タンタンの冒険 その夢と現実」(サンライズライセンシングカンパニー)他。

授業内容:「世界のマンガは、どんどん変る」 Manga やAnimeということばが国際語になったいま、日本のマンガの表現スタイルをも吸収しつつ、海外の物語マンガは変りつつあります。同時に、日本にはない種類のマンガもさまざまな地域で生きており、そうした状況を広い視野でながめていきます。同時に古くてなお新しい前衛的な世界のマンガ史に輝く古典作品の評価も続いています。そうした「世界のマンガ」の流れについて考えてみたいと思います。

■2月20日(土) 15:00~19:00

ゲスト講師:熊田正史(京都精華大学マンガ学部教授)プロフィール:『週刊少年サンデー』での手塚治虫氏担当を皮切りに男性マンガ編集畑を歩む。『週刊ヤングサンデー』『ビッグコミックスペリオール』などの編集長を歴任。また企画開発室、実用コミック編集室などの室長としてマンガの表現領域拡大に努める。

授業内容:「マンガはこれから何処へ行く ――第3世代コミック誕生の可能性について」紙のマンガが今、消滅しようとしています。手塚治虫誕生以来80年、今や世界のMANGAとなった、日本で唯一文化輸出のできるこのメデイアは、このまま滅びてしまうのか?月刊誌マンガという第1世代コミック、週刊誌マンガという第2世代コミック、これに続くモバイルコミックという第3世代コミックをはたしてマンガメデイアは生み出せるのか。講義の第1部では、誰もが語りたがらないマンガの今と未来を提示していきます。第2部では第3世代コミックの創作を現場の演出家の実演を交え探っていきます。メデイアとしての紙とモバイルの本質的な違いを理解してもらい、学生にも実作に参加してもらいます。
※実作への参加を含むため、申し込み順先着で50名を受講定員とさせて頂きます。


【申込み・問合せ先】
北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)事務局
TEL 045-263-9075  FAX 045-263-9076
Mail info@kitanaka-school.net

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