櫻井淳氏(櫻井淳計画工房所長)と岡部友彦氏(コトラボ合同会社)らによる、
対談形式の講演会を開催いたしました。
講演テーマは「横断的なアプローチの可能性 地区再生のオルタナティブを求めて」。
今回は『寿町』『黄金町』のまちづくり・地域再生の現状とこれまでの活動のお話です。
この二つの地域は横浜の中でも独自のイメージが強い地域ですが、
各々ことなる手法を用い、地域の「再生」」が動き出しています。
まずは「寿町」について岡部先生に伺いました。
岡部氏が所属する「コトラボ」の『コト』は寿町の『コト』でもあり、
寿町を拠点にヨコハマホステルビレッジをという、「簡易宿泊施設」を運営されています。
この「簡易宿泊施設」はこの町のイメージの一つである「日雇い労働者」を、
受け入れてきた施設であり、この施設は寿町の地区内に現在も点在しています。
かつて寿町は港湾に勤める労働者が多くみられた地域であり、
現在は高齢化が進んでいます。
ヨコハマホステルビレッジは、寿町に点在する簡易宿泊施設を一同に運営し、
地区全体を「ホステルビレッジ」として、運営しています。
手頃な価格の宿泊費ですので、
横浜アリーナ等でコンサートが開催される際には若い女性グループや、
スタジアム等でのスポーツ観戦客らの利用もみられるそうで、
これを切っ掛けに寿町に住まう方々と利用者の間で、
コミュニティを生まれたことあったそうです。
同世代が多い寿町に新しい風が見え始めているようです。
対して『黄金町』は櫻井先生のお話です。
この地域は近年、安全性が大きく高まり、
現在は「黄金町バザール」等のまちを舞台にしたイベントが開催され、
「黄金町エリアマネジメントセンター」を中心に町づくりが展開しています。
ここでは「大岡川の桜まつり」や地元の小学生のまち歩き、
また「打ち水大作戦」等、季節や地域に根ざしたイベントが盛りだくさんです。
かつてのイメージから、「再生」という名のもとに、
新たな活動から動き始めた「寿町」「黄金町」。
様々な課題を抱えつつも、
一歩一歩の変化と、人と人とのつながりがひろがっています。
「寿町」「黄金町」のこれからの展望が楽しみです。



